痛くてだるい人、のんたかです。
こちらに来てくださった方はデュロキセチン(サインバルタ®)の離脱症状が気になって通りかかった方だと思います。ただ自己判断でやめないでくださいね。効いているならなおさらです。どうしてもやめたい場合は医師の指示のもと減薬・断薬をしてください。
離脱症状について医師から何も知らされずに減薬になり、具合が悪くなったのに知らんぷりされるなんてこともあるようです。そんな時は添付文書をつきつけてやりましょう。重要な基本的注意として書いてありますよ!と。
命をけずってまで減薬・断薬をする必要はないと思います。私のブログを含めて情報にはふりまわされないように気をつけてください。
とはいえ、効いていない薬を飲むのは無駄で体に悪いので私の体験が減薬・断薬を考えている方に少しでもお役に立てれば光栄です。
デュロキセチン(サインバルタ®)の離脱症状とは
離脱症状について調べた
私は専門家ではないので添付文書を貼っておきますね。離脱症状については2ページ目8-8です。
以下抜粋。
8.重要な基本的注意―…―8-8 投与中止(特に突然の中止)により不安、焦燥、興奮、浮動性めまい、錯感覚(電気ショック様感覚を含む)、頭痛、悪心及び筋痛等があらわれることが報告されている。投与の中止をする場合には突然の中止を避け、患者の状態を観察しながら徐々に減量すること。
難しい言葉があったので調べた
焦燥【しょうそう】いらだちあせること。出典:広辞苑
浮動性めまい【浮動性めまい】体がふわふわと宙に浮いたような感じを伴うめまい 出典:デジタル大辞泉
悪心【おしん】心持が悪く、吐き気を催す感じ。むかつき。 出典:広辞苑
錯感覚【さくかんかく】⇒異常感覚paresthesia,自覚的感覚障害の中で痛み以外の異常な感覚(例えばしびれ)を、Dejerineはジセステジィと名付け、パレステジィparesthesiaを他覚的感覚の中で、本来感じるはずの感覚(例えば冷たく感ずべきもの)をそれとは別(すなわちpara-)に感じる(例えば熱く感じる)のに対して用いた。しかしジセステジィとパレステジィの意味が全く逆に用いられることもあり、各国で統一されずに使用されているのが現状である。いずれにも日本語では異常感(知)覚と表現される。これはしばしば表現し難い複雑な性質をもつ。これを分類すれば辛辣感(ピリピリ)、苦痒感(ムズムズ)、麻痺感、そう痒感、蟻走感、熱感、隔皮感などがある。これらの異常感覚は、しばしば他覚的感覚低下を伴わず、またその程度、広がり及び持続に変化を示し、心因的および注意力によって修飾される(感(知)覚過敏hyperesthesia,感(知)覚鈍麻hypesthesia).これらはまた物理的現象、例えば気温、接触および気流などによって影響される。 出典:医学大事典
para-:(医)病的異常;疑似;副…、準… 出典:ジーニアス英和辞典
蟻走感【ぎそうかん】皮膚の上をアリがはうような感じを内容とする異常感覚の一種。 出典:医学大事典
隔皮感⇒どこを調べてもわかりませんでした。訓読みすると隔てる皮の感じ。水産学分野で鼻孔隔皮欠損の用語で使用されています。
調べても難しいんですけど(-_-;)
医者が書いたサイトみればいいじゃんww
それ言っちゃった!wwww
わかりやすくしてみた
デュロキセチン(サインバルタ®)投与中止(特に突然の中止)により以下の症状があらわれることが報告されている。
これらは身体を動かしたり気温、気流、なにかに接触することや心因的なもので程度や広がりが変化するようです。
また、心療内科のサイトや個人ブログを見ると通称『シャンビリ』と呼ばれる症状も有名らしくその症状の訴えは「頭の中がシャンシャンする」「身体にビリッとくる」といったようなものみたいです。
離脱症状の体験談・のんたかの場合
薬をやめるきっかけ
効かない薬なんで飲んでるの?
引っ越した先の近医をおとずれたところそう言われました。目からウロコ!というか素直に納得しました。
私はデュロキセチン(サインバルタ®)を線維筋痛症に対して痛み止めとして処方されていました。主治医は線維筋痛症専門医ということでそこしか頼るところがないと思い込んでいたのです。
そしてここで訪れた漢方専門医を主治医に変えて効かない薬をやめていくことになりました。
減薬開始
仕事をやめて副作用のストレスは少なくなっていたものの、なくなったわけではなく痛みにも効いていません。飲み始めて4年の月日がたっていました。
さっそく代替えの漢方が処方されて減薬の開始です。
と、その前に実験。代替え漢方も飲まず勝手に突然全部やめてみました。1日飲まなかっただけで、吐き気、ふるえ、多動がとまりません。
なにやってるの?笑
すみませんm(__)m
おふざけはやめて減薬は少しずつ少しずつ始めました。代替えの漢方を飲んでいたので実験したときのような症状はありませんでした。が!頭の中がそれはそれはにぎやかでした。
いわゆる『シャンビリ』のシャン+αでしたね。これは働いていたら仕事にならないので減薬はもっとスローペースで行ったでしょう。
シャンシャンシャンシャン!ゴロゴロピキー!という感じの音が四六時中、頭のなかをかけまわっていました。
もう毎日毎日サンタさんとかみなりさんのカーニバルでしたよ。
半年かけてデュロキセチン(サインバルタ®)をやめて頭の中のカーニバルは終わりました。でも3年くらいは体調が悪化した時にカーニバルがやってきましたね。こわいこわい。
けっこう長引いたねぇ
減薬・断薬は必要だったのか
結果事実
私は線維筋痛症専門医から漢方医に主治医を変え西洋の薬をやめて病気が治りました!と言いたいところですが残念ながらとてつもない倦怠感のためほとんどベッド上での生活です。(2021年現在)
ただ、デュロキセチン(サインバルタ®)や他の西洋の薬もやめて線維筋痛症の耐えがたい痛みが消えたのも事実です。それはただ安静にしていたからかもしれません。
線維筋痛症専門医のもとで薬を飲み続けていたら動ける状態をキープできたのか、飲み続けても同じような生活になっていったのか誰にもわからないのです。
自分がきめる
治療成果が出ない場合(線維筋痛症など治療方法が確立されていない病気は特に)どの医師の治療方針に賛成するのかも自分が決めて進んでいかなければならないのだと思います。
しかし悩ましいのはどこに行っても拒否されてたらいまわしにあうことも多いという事です。加えて環境の変化や加齢などで状況が変わり決断しなければならない場面がたくさんあるのです。
本当につらい決断の連続です。治りたいと苦しむのか、治らないのだとあきらめて心おだやかにすごすのかも決めるのは自分なのです。決めたはずの心もつらい闘病生活の中ではゆれ動きます。
皆さんが減薬・断薬をしたいと思った時、理解のある医師に出会い離脱症状もなく進めていけることを願っています。
★おわり★
コメント