痛くてだるい人、のんたかです。
こちらにきてくださった方は線維筋痛症と診断されたか
そうじゃないだろうかと疑っている方だと思います。
お医者さんにまだみてもらってない方は今すぐに病院に行きましょう。なぜなら他の病気がひそんでいるかもしれないからです。痛いというだけで自己診断していたらとんでもないことになりますからね。
さて、のんたかが線維筋痛症と診断されたのは2012年です。
その時から今まで線維筋痛症に関して読んできた本の中でおすすめすめしたい本を3つご紹介します。
線維筋痛症がよくわかる本[講談社]
これは通称よくわかるシリーズとよばれるもので、いろいろな病気に関してわかりやすく解説しています。
イラスト付きで文章が多くなく一般向けに書かれた本としては一番やさしいでしょう。
図書館においてあることも多いので一読することをお勧めします。
線維筋痛症ガイドライン[日本医事新報社]
こちらは医者向けの本なので内容が難しいです。
ではなぜ勧めるかというと
線維筋痛症に関する本はけっこう出ているのですが民間療法の域を出ていないことが多いからです。
それらを沢山読むよりはこれ一冊で医学的に治療や生活改善の参考にできます。
一般人が本書をもつ意味※個人の意見
第1に
病気への心構えができるところは大きいのです。
線維筋痛症については病気の存在を否定する医師、知っていても知らないふりをする医師、厄介払いする医師が多い。
2021年現在でも改善されていないようなうわさも耳にします。
本書にもそういうことが現状であると書かれており、そのような医師にあたった時、線維筋痛症ににおける背景を知っていれば無駄に傷つかずにすむからです。
悲しい使い方なんですけどね。
第2に
線維筋痛症は専門医が少なく通える距離で主治医をみつけられないかもしれません。
ただ、寄り添ってくれる医師にめぐりあえたときこの本をもとに一緒に治療を進めることができるということです。
そういう医師をみつけるのは宝さがしのような作業ですがいないということはありません。
めぐりあえればすぐに勉強してくれてガイドライン以外の個別の医療もうけられるはずです。
第3に
本書を発行している線維筋痛症学会に所属している医師でもキチンと診察しているかどうか知ることができます。
治療において患者はほぼ無力です。
もし主治医がいっさい身体に触れずに診察をしている様子であれば患者としてよくよく考えた方が良いと、
経験上感じています。
とはいえ文章が医者向けなので読むのは大変難しいです。
ただ、私が診断された時に買っていれば医者を使いたおすなりより良い医者を探すなりしていたのにと悔しい思いでいっぱいです。
線維筋痛症がわかる本[主婦の友社]
こちらは戸田克広医師が出している本です。
一般人の私からみるとガイドラインの内容をわかりやすく書いてあるように見えます。
注目すべき点は、戸田医師は線維筋痛症ガイドライン作成に参加していましたが
投薬の優先順位についてはそれとは違う立場をとっているということです。戸田氏と同じスタンスを持つ医師も少なくないようです。
また、日本と世界では「痛み」のとらえ方も違うということも知ることができます。
国際疼痛学会では【痛みの定義】について2020年に改定をしています。
同じ領域の医師でも考え方が違うということを知っていれば、
特定の医師にこだわることなく自分と相性の良い医師を探すことがいかに重要であるかを理解することができるのです。
以上3つにしぼって紹介させていただきました。
みなさまの闘病の参考、医者さがしのお役にたてれば光栄です。
日本中の線維筋痛症の皆さまが医師による迫害にあったり、たらいまわしにあうことのない世の中になってほしいと心から願っています。
★おわり★
おまけ
線維筋痛症は慢性疲労症候群を併発することが多いことはガイドラインにも書いてあります。
慢性疲労症候群について知りたい方はこちらがおすすめです。
コメント
コメント一覧 (2件)
こんにちは
のんたかさん、ガイドラインは無料でダウンロードできますよ。今友達と読んでました。
https://minds.jcqhc.or.jp/docs/minds/FMS/CPGs2017_FM.pdf
桜さん、いつもありがとうございます。
こちらは一部であり一般人にとってわかりやすく参考になるところは載っていないためあえて割愛させていただきました。
コメントありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。